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【嘘新聞】ひらがなのぬ廃止は本当じゃない!フェイクニュースでネタ元は虚報タイムス

最近SNSで「ひらがなの『ぬ』が廃止になるってホント?」というようなコメントを見かけることがあります。

冷静に考えれば、長い間使ってきたひらがなの『ぬ』を、今更廃止にするなんておかしいと気が付くと思うのですが、一定数騙されてしまう人がいるのも事実。

今回は、ひらがなの『ぬ』廃止のうわさについて出所などを調査しました。

また、人がなぜフェイクニュースに騙されてしまうのかも調べてみました。

この記事でわかること

・ひらがなの『ぬ』廃止は本当ではない

・ひらがなの『ぬ』廃止|うわさの出所

・フェイクニュースに騙される理由

ぜひ参考にしてみてください。

注意

ひらがなの『ぬ』が廃止されるといううわさはデマです。

そんなことは起こりませんのでご安心ください。

【フェイクニュース】ひらがなの『ぬ』廃止は本当じゃなくてデマ!

 

SNSなどで「ひらがなの『ぬ』が廃止になるって本当?」というようなコメントを見たことはありませんか?

たまに本当のニュースと勘違いしているのか、真面目なリプライをしている人もいるのですが、全くのデマ、フェイクニュースです。

面白いフェイクニュースなので、定期的に出回っているようですね。

そこで、「ひらがなの『ぬ』が廃止になる」というフェイクニュースを言い出した、出所を探ってみました。

 

ひらがなの『ぬ』廃止に関するデマの出所は虚報タイムスだった

※引用:facebook

 

ひらがなの『ぬ』が廃止されるというデマの出所を探ってみると、「虚報タイムス」という、ウソのニュースしか流さないサイトにたどり着きました。

2016年3月29日に公開された記事、『ひらがな「ぬ」を廃止へ 使用率低下で決断』というウソ記事が元になっているようです。

ひらがなの『ぬ』廃止の噓記事の内容

記事の内容については手が込んでいます。

虚報タイムスの記事を要約すると…

《国語政策会議はひらがなの『ぬ』を廃止する方針を決めた。

『ぬ』を使った文章・固有名詞の利用率の低下、

「しりとりで使いづらい」「形が卑猥で子供に見せたくない」といった声が多く、『ぬ』離れが深刻。

こうした状況を受け、同会議では「『ぬ』がなくてもやっていける」と判断した。》

 

…というものです。

実際に国語政策会議というものは存在しないのですが、いかにも文部科学省や文化庁にありそうですよね。

『ぬ』の利用率にも具体的な数字が書き込まれていて、妙に説得力があるような気がします。

 

ひらがなの『ぬ』廃止の出所・虚報タイムスとは?

虚報タイムスの免責事項を読んでみると、

このサイトに掲載されている記事はすべて「嘘」であり「架空」の「虚報」です。

引用する場合は必ず嘘であることを明記してください。

引用:虚報タイムス

とあります。

虚報タイムスのモットーは《最新の「嘘ニュース」をあなたに》。

徹底して虚報、つまりフェイクニュースしか載せない新聞です。

 

ひらがなの『ぬ』廃止以外にも嘘ニュース満載の虚報タイムス

虚報タイムスでは、他にも笑えるフェイクニュースを発信していました。

例えば…

イナゴ佃煮、虫混入で自主回収 消費者が指摘

プレゼント、今年はネット通販で サンタ連盟が業務委託

新たに「アナログ庁」設置検討を 有識者団体が要望書

ネット用語「w」の発音は「ウェーイ」 文化政策会議が決定

「全米泣かせたかった」映画館で玉ねぎエキスを散布し逮捕

などがあり、どれもクスッと笑えるフェイクニュースばかりです。

ですが、2021年10月11日以降、更新が途絶えている状態のようで、少し残念ですね。

 

人はなぜフェイクニュースに騙されてしまうのか?

 

人はなぜデマ、フェイクニュースに騙されてしまうのでしょうか。

日本のインターネット論壇で注目を集める佐々木俊尚氏が挙げた、「ネット情報に、つい騙される人」の残念な5大共通点を元にまとめてみました。

  1. 「肩書」で正しい情報と決めつけてしまう
  2. 「1か所だけの情報」で物事を判断してしまう
  3. 「偏った情報」ばかり見てしまう
  4. 「公開されていない秘密の情報」を信じてしまう
  5. 「知り合いが勧めた情報」を鵜呑みにしてしまう

 

順にご説明していきますね。

 

「肩書」だけで正しい情報と決めつけてしまう

フェイクニュースを含め、記事には「専門家によると」というコメントがあったりしますね。

内容によっては匿名でないと証言できない内部の人はいると思いますが、その肩書に惑わされてしまうと事実を見誤ることがあります

実際に起きている出来事を解説するとき、きちんとした専門家ならどこからどういう情報を得たのか、自分の肩書きと名前とともに書いていることが多いと思います。

「関係者」「専門家」「業界人」などの肩書でも、ほとんどが匿名だったりする記事は気を付けた方がいいと思います。

また、信頼していた「専門家」も、ずっと信頼できるかどうかは怪しいかもしれません。

偏った意見しか公開しないようになることもあり、専門家自身が変化してしまうこともあり得ます

肩書を重視するあまり、内容を軽く見てしまっては「正しい情報」にたどり着けません。

 

「1か所だけの情報」で物事を判断してしまう

何かがあった時、1つのニュースや記事だけで知った気になるのは危ういです。

物事の背景、事情、構図などは1つに定まらないことが多く、いくつかの視点から見ることによってだんだんと分かってきます。

1本の記事を読んだだけでは1つの点でしかなく、本当に「知る」には、その出来事についてたくさんの視点をもち、全方位から見ることが必要だと考えます。

いくつもの視点を知ることによって、その出来事が立体的になり、ニュースの全体像が見えてくるもの。

1本の記事だけでは、薄い情報で終わりかねません。

 

「偏った情報」ばかり見てしまう

今のインターネット情報は、良くも悪くも「自分が見たい情報だけを見る」特性があり、気を付けないと情報が偏ってしまう傾向が強いです。

何を見るかを自分が選んでいる以上、偏りもある程度自覚できていればいいのですが、自分が偏りのあるものを見ている認識がないのは問題です。

認識がないまま偏った情報ばかり見てしまうと、偏った情報が間違ったものであっても、「正しい」と強く断言するとそれが正しいことに思えてきてしまうものです。

結果的に陰謀論にハマってしまったり、悪者を仕立てて対立をあおってしまったりと人間関係にも影響が出てしまうことになりかねません。

 

「公開されていない秘密の情報」を信じてしまう

今の時代は、公的なものも含め多くの情報が公開されていますが、中には「私だけが知っている、公開されていない秘密の情報」を持っていると語っているサイトもあります。

もちろん、秘密の情報がないわけではありません。

ですが、「私がCIAの元エージェントから聞いたところでは」「秘密のアメリカ軍の情報によると」などと書いてある記事は根拠のない陰謀論であることが多いので、距離を置く方がいいでしょう。

情報に騙されて陰謀論に巻き込まれると、人間関係のトラブルが起きる可能性も出てきます。

 

「知り合いが勧めた情報」を鵜呑みにしてしまう

知り合いの進める情報だと「自分の知っている人の話だから」と鵜呑みにしてしまいがちです。

人にもよりますが、「知人から送られてくる情報は、その人のフィルターを通したものであり、偏りがあることも少なくない」と認識することが重要だと思います。

知り合いだからと言っても、すべての情報に反応する必要はありません。

 

まとめ ひらがなの『ぬ』廃止に関するデマに惑わされないように気を付けよう!

いかがでしたか?今回は、ひらがなの『ぬ』が廃止になるというフェイクニュースを取り上げてみました。

笑えるウソが多い虚報タイムスの更新が止まってしまったのが少し残念です。

インターネットの情報は玉石混交、本当のこともデマも入り混じっている状態です。

真偽を見極め、デマに踊らされないように気を付けていきましょう。

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