無賃乗車で日本を旅行する動画を10月21日にYouTubeにアップした事で、ユーチューバーのフィディアスパナイオトゥさんが問題視されました。
動画の内容は、ユーチューバー仲間と長崎から青森まで最も早く無料で移動する事を競うものでした。
YouTubeのネタとはいえ悪質で犯罪行為にあたるとして、ネットでは批判の声が多く出ています。
フィディアスパナイオトゥさんとは、どういった人物なのでしょうか。
また、フィディアスパナイオトゥさんの出身国と日本の文化の違いが今回の出来事に関係していたのでしょうか。
そこで今回は、フィディアスパナイオトゥさんについてや、キプロスと日本の文化の違いについて調べてみました。
・フィディアスパナイオトゥのプロフィール
・フィディアスパナイオトゥの出身国キプロスと日本の文化の違い
・キプロス出身の著名人
もくじ
フィディアスパナイオトゥはキプロス国籍のユーチューバー!
フィディアスパナイオトゥさんは、キプロス出身のユーチューバーです。
一体、どんな人物なのでしょうか。
フィディアスパナイオトゥのプロフィール
まず、フィディアスパナイオトゥさんのプロフィールをご紹介します。
名前 | フィディアスパナイオトゥ(Fidias Panayiotou) |
年齢 | 27歳 |
国籍 | キプロス |
職業 | ユーチューバー |
SNS | YouTube TikTok |
フィディアスパナイオトゥさんは、登録者数239万人のユーチューバーです。
国籍はキプロスですが、現在はアメリカ合衆国に住んでいます。
自身のYouTubeページで、Professional Mistake Maker!(ミスを犯すプロ)と紹介。
2019年3月13日からYouTubeチャンネルを立ち上げ活動しており、国内に留まらず世界中で活動をしている様子がアップされていました。
南アフリカ人の起業家、イーロンマスク氏とハグをする事に成功した動画をあげた事で話題になっています。
日本で問題となったYouTube動画
今回、フィディアスパナイオトゥさんが『無料で日本中を旅した』という動画をアップした事で話題になっていました。
以下のような行動が、波紋を呼んでいます。
- 新幹線に無賃乗車
- ホテルの朝食を無料で飲食
- 駅員から乗車券の提示を求められ逃走
日本での無賃乗車だけではなくホテルで無料ブッフェを食べる様子などの動画もあげており、さらに顰蹙を買う事となっています。
日本でも動画がきっかけで炎上する事はありますが、最近では海外の迷惑ユーチューバーの動画なども話題になる事が増えてきています。
YouTubeで普通の事をしてもウケない事は理解できますが、フィディアスパナイオトゥさんの動画は、日本人にはネタが行き過ぎていると感じてしまうのかもしれません。
フィディアスパナイオトゥさんは、騒動を受け自身のYouTubeチャンネルで謝罪していました。
無賃旅行のYouTuber Fidiasが騒動をうけて謝罪@Fidias0
そんなつもりはなかった、今後は文化を調べて二度と起こらないようにするとのこと
無賃乗車や無銭飲食が文化???#fidias #無銭旅行 #迷惑系配信者 pic.twitter.com/neotvI3oLb— ジョニーリマソ (@canceljohnnys) October 24, 2023
「そんなつもりはなかった」という言葉に違和感を感じるとの声もでていました。
フィディアスパナイオトゥさんの出身国がキプロスですが、文化の違いから感覚のずれなどが影響しているのでしょうか。
次で、キプロスと日本の文化の違いについてご紹介します。
キプロスと日本の文化などの違いは何?
日本での行動にフィディアスパナイオトゥさんは、「そんなつもりはなかった。」として謝罪していましたが、日本人の感覚からすると「犯罪を犯しておいてそんなつもりはないとは、どういうこと?」と疑問や批判の声が出ていました。
フィディアスパナイオトゥさんの出身国、キプロスと日本の文化の違いなどが関係して今回の騒動は起こってしまったのでしょうか。
キプロスと日本の文化などの違いについてみていきましょう。
キプロスと日本の比較
キプロスと日本の違いについて比較してみました。
キプロス | 日本 | |
面積 | 9,251km2 | 378,000平方km2 |
人口 | 約121万人 | 1億2491万3000人 |
地理 | 東ヨーロッパ | アジア |
言語 | ギリシャ語・トルコ語 | 日本語 |
宗教 | ギリシャ正教会・イスラム教 | 神道や仏教と深い関わり |
キプロスは南北に分断されており、北キプロスはトルコ系、南キプロスにギリシャ系の住民が住んでいます。
地中海東部に位置しており、人気のリゾート地として定評があります。
キプロスも日本も島国である事は共通している点ですね。
キプロスの面積は、四国の約半分程です。
人口は約124万人で、東京の人口の約12分の1にあたります。
宗教は、ギリシャ系が78%と大部分を占め、トルコ系のイスラム教徒が18%の割合です。
日本は、無宗教としているものの、年間行事や冠婚葬祭などを通して、神道や仏教の関わりが強いとされています。
キプロスは、ヨーロッパの中でも治安が良く住みやすい国とされていますが、都会ではスリやひったくりなどには注意が必要なようです。
次で、国民性の違いについてお話します。
キプロス人と日本人の違い
キプロス人と日本人の国民性の違いについて調べてみました。
キプロス人は、以下のような国民性があるようです。
- 陽気で明るくおおらか
- プライドが高い
- 喜怒哀楽や感情表現がストレート
- 時間にルーズ
年間を通じて、温暖な気候で過ごしやすい国のキプロス人の性格は、陽気で明るい事が特徴です。
また、プライドが高く自尊心を傷つけられるのを嫌います。
日本ではマイナーな国として見られがちですが、自身の国に誇りを持っておりそのような見方を嫌う側面もあるようです。
また、喜怒哀楽や感情表現がストレートで本音と建て前がある日本人とは、真逆かもしれませんね。
時間にルーズな傾向にあり、時間きっちり行動する日本人とは対照的なようです。
次に、日本人の海外から見た国民性をまとめてみました。
- 大人しく謙虚
- 気を遣い我慢強い
- 集団行動を好む
- 完璧主義
- 礼儀正しくルールやマナーを守る
日本人の性格は、キプロスの国民性とはかなり異なるようです。
日本人は、どちらかいうとシャイで大人しいと言われています。
また、謙虚な事も日本人の国民性の特徴かもしれませんね。
褒められても、謙遜するような文化があります。
気を遣う事も日本人らしさと言えそうです。
常に相手の気持ちを考え発言したり、行動しており本音と建て前が存在します。
キプロス人は、ストレートに物事を言うので日本人とは対照的です。
また、集団行動を義務教育から学ぶ影響もあってか、大人になってもその感覚は強いようです。
人と同じが安心するという考えが他国よりも強く、見た目など周りの目を気にしてしまう傾向にあります。
そして、完璧主義ともいわれており、例えば交通機関はほぼ時間通りで少しでも遅れたらアナウンスが流れるなど徹底しています。
日本人は、礼儀正しくルールやマナーを守る国民性と言われています。
挨拶やマナーなど親や学校を通して学び染みついる為、大人になってからも社会のルールを守ろうとします。
今回のフィディアスパナイオトゥさんの動画は、ルールやマナーを守る事が当たり前だとしている日本人にとって許されない行為だった為、批判が多く出てしまったのかもしれません。
フィディアスパナイオトゥさんの動画は、突拍子もない事をする企画が多く、それが視聴者にウケているのでどんどんエスカレートしていってしまったのかもしれませんね。
キプロス出身の著名人まとめ
キプロス出身の著名人は、どのような人物がいるのかご紹介していきます。
キリアコス・コスタ・ニコラウ:天然物全合成の第一人者
キリアコス・コスタ・ニコラウさんは、キプロス出身のアメリカの科学者で、天然物全合成の世界的第一人者です。
多くの天然物全合成に成功しており、著作も多数出版。
また、化学者に送られる数々の賞を受賞しています。
ソフィア・ハジパンテリ:一本眉が特徴のモデル
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ソフィア・ハジパンテリさんは、ギリシャ系キプロス人の一本眉が特徴のモデルです。
特徴的な眉毛は、彼女のトレードマークになっています。
コンプレックスがあり、抜いていた時期もあったそうですが、ブロンドだった眉毛を黒に染める事で自信に繋がったそうです。
ソフィア・ハジパンテリさんは、美に対し外見ではなく、自分がどう感じるかを大切しています。
また、眉毛に対して批判の声をもらう事もあるそうですが、自身の見た目を愛しており、変える気はないと強く発信しています。
ピエロス・ソティリウ:キプロス初のJリーガー
ピエロス ソティリウさんは、キプロス国籍初のJリーガーとして活躍しています。
サンフレッチェ広島に所属しており、ポジションはフォワード。
2022年8月から在籍しており、ルヴァン杯優勝へとチームに貢献しました。
マルコ・バグダディス:キプロス初の元プロテニス選手
マルコスバグダティスさんは、キプロス初の元男子プロテニス選手として有名な人物です。
2019年に開催されたウィンブルドン選手権を最後に引退しました。
シングルス自己最高ランキングは8位の成績を残しています。
まとめ フィディアスパナイオトゥの今後の活動に注目
今回は、キプロス国籍のフィディアスパナイオトゥさんについてや日本との文化などの違いについてご紹介しました。
フィディアスパナイオトゥさんが起こした無賃電車や無料飲食に対して、今後どのような対応がされるのか注目したいですね。
日本でもユーチューバーの炎上騒ぎは起こっていますが、明確なルールがなく作成する側のモラルや匙加減に任せている事が問題とも言えそうです。
YouTubeは全世界に発信でき、動画再生回数で収入を得る事も出来るのでユーチューバー需要は高まってきています。
だからこそ、最低限のルールを守り活動して欲しいですね。