1月2日(火)東京の羽田空港にて日本航空516便と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突し炎上する事故が発生しました。
幸いにも、516便に乗っていた379人は全員脱出しています。
しかし、飛行機に乗っていたペットの安否を心配する声がSNS上で広がっていますね。
この記事では、炎上したJAL機でペットがどうなってしまったかを調査してまとめています。
・炎上事故のペットは大丈夫?
・貨物室にペットを乗せるリスク
ぜひ参考にしてください。
もくじ
JAL機の炎上事故でペットは救出できず
JAL機516便に乗っていた人は奇跡的に全員助かりました。
しかし、犬や猫などのペットが乗っていた可能性もあり、心配する声が広がっています。
もしペットがJAL機516便に乗っていた場合、どうなってしまったのでしょうか?
残念ながら救出できなかった
今回炎上事故が発生した516便では、ペットの預かりが2件あったとのことです。
残念ながら、救出できなかったと書かれていました。
「JAL516便では、2件のお預かりがございました。お預かりしたペットに関しましては、残念ながら救出ができませんでした。お悔やみを申し上げます。
ペットのお預かりに関しましては、お客さまの『ご家族』を大切にお預かりする、という認識のもとお預かりをさせていただいております。この度は、お客さまやご家族の皆さま、関係の皆さまには大変なご心配、ご迷惑をおかけしていますことを深くお詫び申し上げます」
引用:スマートフラッシュ
私もペットを飼っていた経験があり、胸が痛みます。
改めて、ペットを飛行機に乗せるときもしっかり判断するのが大切だということを学びました。
基本的にペットをJAL機に乗せる場合は、規則により客室ではなく貨物室に預けられます。
続いては、ペットを飛行機の貨物室に乗せるときのリスクについて触れていきますね。
JAL機の貨物室にペットがいたら死亡リスクが高い!
JAL公式には、過去5年間のペットの死亡事例が記載されています。
JAL機でのペットの死亡事例
年 | 死亡時期 | 死亡したペットの種類 |
2019 | 6月 | 猫 |
11月 | 犬 | |
12月 | 猫 | |
2020年 | 4月 | 小鳥 |
2021年 | 7月 | 犬 |
犬 | ||
8月 | 犬 | |
2022年 | 2月 | 小鳥 |
3月 | 犬 | |
12月 | 小鳥 | |
2023年 | 7月 | 犬 |
5年連続でペットの死亡事例があることからも、貨物室に乗ったペットが死亡してしまう可能性はゼロではないのがわかりますね。
今回のような飛行機が炎上してしまったことを考えると、ペットが生存できる可能性はさらに低くなりそうです。
ペットを飛行機の貨物室に乗せるときのリスクについて、大きく分けて3つあると思います。
- 非常時はペットを連れて逃げれない
- ペットが体調を崩す可能性がある
- ペット用の酸素マスクがない
一つひとつ解説していきます。
非常脱出時はペットを連れて逃げれない
飛行機のトラブルによる非常脱出時には、規則により手荷物を持つことを禁止されています。
そしてペットは機内では手荷物扱いとなるので、一緒に連れて逃げれません。
※お客さまご自身が航空機に搭乗され、ペットもお預けになられる場合(手荷物扱い)は
「ペットとおでかけサービス(国内線)」、「ペットをお連れのお客さまへ(国際線)」をご確認ください。引用:JAL公式
ではなぜ手荷物を持ってはいけないかというと、
- 自身の脱出が遅れる
- 脱出路をふさぐ恐れがある
- 他の人の迷惑になる
からです。
今回のJAL機炎上事故でも、ペットを連れて逃げることはできなかったのではないでしょうか。
手荷物よりも人命を最優先するのはわかります。
しかし、機内ではペットも手荷物扱いになってしまう規則は改善の余地があると思いますね。
ペットが体調を崩す可能性がある
貨物室は真っ暗で、気圧の変化によりペットが体調を崩す可能性があります。
また、夏は暑く冬は冷え込むので貨物室はペットが快適に過ごせる環境とはいえません。
JALでは、あらかじめペットを飛行機に乗せる場合のガイドラインが記載されています。
ペットを飛行機に乗せる場合は、飼い主がペットの体調を考慮することも大切です。
ペット用の酸素マスクがない
急な気圧の変化や機内トラブルにより、客室に十分な酸素が供給されなくなった場合に酸素マスクを着用するときがあります。
しかし、貨物室にはそのような設備がないため、ペットへの酸素供給ができません。
健康被害が発生するかもしれませんし、最悪の場合は命を落としてしまう可能性もあります。
以上のことからも、ペットを貨物室に乗せるのは死亡リスクが高いことがわかりますね。
ペット専用のホテルに泊めてあげることもできる
空港には、ペット専用のホテルがあります。
飛行機でトラブルが発生するリスクや、ペットの体調を考慮してホテルに泊めてあげることも有効です。
宿泊はもちろん、数時間預けるだけでも利用できます。
相場は一泊4000円ほどです。
動物の世話に慣れた人が面倒を見てくれるので、飛行機の意貨室よりは安心できる環境だと思います。
今回の飛行機炎上事故をきっかけに、空港のペットホテルの利用を検討するのもいいかもしれません。
まとめ JAL機炎上事故でのペットについて
今回は、1月2日(火)に発生した羽田空港旅客機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上した事故についてとりあげました。
残念ながら、炎上した期待には2匹のペットが乗っており、救出できなかったようです。
基本的には規則により、航空機内でペットは手荷物扱いとなり一緒に連れて逃げることができません。
ペットは飼い主にとって大切な家族なので、規則を改める必要性があるのではないかと思いました。