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【時系列】オープンハウス不祥事まとめ!シロアリや不正請求など

都心に一戸建て住宅が買えることで若い世代に人気があり、急成長中の企業、オープンハウス。

最近のテレビCMでは木村拓哉さんを起用するなど、おなじみの不動産会社なのではないでしょうか。

ですが、急成長の裏には不祥事の影が見え隠れしています。

どのようなことがあったのか、時系列でお伝えします。

この記事でわかること

・オープンハウスの不祥事一覧
・オープンハウスの元社員による内情告白
・オープンハウスの不祥事に対する口コミ

ぜひ、チェックしてみてください。

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【時系列】オープンハウスの不祥事一覧

オープンハウスの不祥事は、一体どんなものがあるのでしょうか?

ここ5年間のうちに、オープンハウスやその子会社が数々の不祥事を起こしていました。

下記表のなかの不祥事内容をクリックすると、詳細に飛びますのでご確認ください!

オープンハウス不祥事時系列一覧

2018年12月初旬 隣家の擁壁に大きな亀裂、約30本釘を打ち込む
2020年5月 購入した土地から人骨が発見されるも対応せず
2020年6月~7月 社員2人が連続振り込め詐欺容疑で逮捕
2021年 住宅ローン不正利用を勧める不適切な営業
2022年9月 隣接する4棟のうち3棟に手抜き工事が見つかる
2023年2月17日 グループ執行役員の子会社社長のパワハラ問題
2023年2月 内装やサッシの立て付けなどの手抜き工事&施工業者が喫煙・ポイ捨て
住宅ローン不正利用を勧める不適切な営業で5時間拘束
2023年4月 100か所以上の手抜き工事が見つかる
2023年4月中旬 土地売買の融資条件虚偽記載の疑いと事務手数料を不正請求
2023年4月中旬~5月末 外壁の電気ボックス設置部分に隙間が見つかり、シロアリとシロアリの羽が発見される
2023年6月15日 新卒採用担当社員が就活生に罵詈雑言

 

多岐にわたる不祥事がありますね…。特に、オープンハウスで住宅を購入した消費者から、あらゆる被害が報告されているそうです。

ひとつずつ順番にご説明していきますね。

 

2018年12月初旬:隣家の擁壁に大きな亀裂、約30本釘を打ち込む

まずは、オープンハウスグループの子会社の一つ、オープンハウス・アーキテクトが起こした不祥事です。

2018年12月初旬、オープンハウス・アーキテクトはオープンハウスから工事を請け負い、神奈川県横浜市の住宅街で3階建ての住宅2棟の工事を始めました。

その際に、オープンハウス・アーキテクトが工事現場の隣宅(Aさん宅)の擁壁(基礎にある斜面が崩壊するのを防ぐための壁)の真下を掘ったせいで、Aさんが大きな揺れを感じたという被害が起きました。

「かなりの揺れを感じたんです。私の自宅は隣の土地より高台にあり、高さ約2メートルの擁壁で土地を支えています。『なぜ揺れるんだろう?』と思って見に行くと、あろうことか、工事の人が擁壁の真下の土地を掘削していたのです」

(出典:週刊文春電子版

地震でもないのに急に揺れを感じるのは怖いですよね…。

さらに、オープンハウス・アーキテクトの工事のせいで、隣に住むAさん宅は下記のような被害を受けたそうです。

・真下の土を掘ったせいで擁壁が宙に浮き、建物の重さに耐えきれず、複数個所に大きな亀裂ができる

・Aさん宅の擁壁に大量の釘が打ち込まれる

・擁壁の亀裂から土が流れ出て空洞ができたせいで地盤沈下が起きる

「Aさん宅の擁壁に約30本の釘が打ち込んであったのです。コンクリートに釘を打ち込んだら危ないというのは誰だってわかる。そもそも、許可なく隣の住宅の擁壁の下の土を掘ったり、釘を打ちこむなんてことは常識的に考えられません」

(出典:週刊文春電子版

これらの問題を発見した工事の発注元はアーキテクト社に連絡を取りましたが、現場監督は対応を確認中と言い、すぐに対応しませんでした。

そのため、アーキテクト社とAさんの間で、民事調停が2019年11月に始まりました。

Aさんは土地を支える擁壁を元通りにするには約1000万円ほどかかると主張しましたが、アーキテクト社は300万円で直せるので、その金額までしか出せないと主張

結局、オープンハウス・アーキテクトとAさんの調停と裁判は、現在も係争中だそうです。

このような問題が起きてしまっては、Aさんも安心して暮らすことが難しくなってしまいますよね…。

 

2020年5月:購入した土地から人骨が発見されるも対応せず

同じくオープンハウスグループの子会社、オープンハウス・ディベロップメントにも不祥事が起きています。

2020年5月、店舗兼住宅を建設するためにオープンハウス・ディベロップメントから都内の土地を購入したBさん。

建設は別のハウスメーカーに依頼したのですが、なんとそのハウスメーカーから「地盤調査を行ったところ、地中に複数の異物が埋まっていた」と報告を受けたのです。

そして、Bさんのもとにオープンハウス・ディベロップメントから「人骨が発見された」と驚きの連絡が来ました。

「異物があったため、地盤調査が行えなくなってしまった。『これは売主の責任だ』ということで、すぐにディベロップメント社に連絡。彼らが業者を手配し、異物を取り除くことになりました」(Aさん)

同年12月25日、ディベロップメント社からAさんに連絡があり、驚きの事実が伝えられた。

「土地から人骨が発見されました」――。

(出典:週刊文春電子版

その土地の一帯は元々墓地だったため、発掘された人骨は100年以上前に埋葬されたものではないかとのことですが、Bさんはそのような情報を事前に知らされていませんでした。

そのため、この土地についてBさんが詳しく調査をしようとすると、オープンハウス・ディベロップメントから止められてしまったんだそうです。

知っていたら購入しなかった可能性もある。しかも、埋まっていた深さや人骨の詳細などの説明はなく、写真や資料も提示されませんでした。情報が少なく不安だったので『直接役所に話を聞きたい』と言ったのですが、ディベロップメント社は『それはダメ』と言ってきました。

(出典:週刊文春電子版

一般的に考えれば、何年前であれ人骨が発見された土地は事故物件だと思いますよね…。

人骨が発見されたとなれば土地の価値も下がることが多いので、Bさんは土地価格の減額を求める交渉をしましたが、オープンハウス・ディベロップメントは一切耳を貸そうとしなかったそうです。

 

さらに、Bさんがオープンハウスから受けた被害はこれだけではないそうです。

住宅ローンを契約する際には、オープンハウス側の営業マンから1階は趣味部屋として申請するよう、銀行にウソをつくように何度も言われたんだとか…。

この話が本当なら、オープンハウスを信用することはできないですね。

 

2020年6月~7月:社員2人が連続振り込め詐欺容疑で逮捕

2020年6月~7月にかけて、連続振り込め詐欺事件や通帳・キャッシュカードをだまし取った窃盗の容疑で合計4人の男性が逮捕されました。

その逮捕された4人のうち、なんと2人がオープンハウスの社員(のちに免職)だったことが判明しました!

2人の社員は、一連の詐欺事件と窃盗事件のうち、少なくとも3件の事件に関わっていることが明らかになっています。

そして、この事件にはさらに驚愕の事件がありました。

オープンハウスは2019年から2020年にかけて、神奈川県警と神奈川県内のオープンハウスが協力して「振り込め詐欺撲滅キャンペーン」を実施していたのですが、なんとこの詐欺事件で逮捕された社員は神奈川県の営業センターに所属していたんです!

なお、この事件について、オープンハウスは説明どころか沈黙を貫いています。

東証一部上場企業と言えば、信用がある企業のイメージがありますが、それとはかけ離れた態度と言ってもいいかもしれません。

 

2021年:住宅ローン不正利用を勧める不適切な営業

先ほどの人骨が発見されたBさんが、オープンハウスの社員から銀行に虚偽の申請をするよう何度も言われた話をご紹介しましたが、オープンハウスの不適切営業は他でも行われていました。

 

2021年のある日、Cさんは駅前でオープンハウスの営業マンに声をかけられ、営業センターに案内されました。

Cさんはちょうどマイホームの買い替えを検討していたため、営業センターを訪れたところ、オープンハウスの社員から「今の家を賃貸に出して新しい家を買いましょう!」と提案されたそうです。

ですが、住宅ローンで購入した物件は、返済中に賃貸に出すのは、原則的に契約違反の行為です。

融資先との契約に違反すると、ローンの一括返済を求められる恐れもあります。

Cさんはそれをわかっていたので断ると、「みんなやってることだから絶対バレない」と熱心に営業されてしまいました。

「私も店長もみんなやってますよ。家を買って今まで銀行員が来たことありますか? ないですよね? だから絶対バレないです!」

(出典:文春オンライン

オープンハウスの社員も、違反行為だと分かった上でこのような営業活動をしているのであれば、かなり悪質ですよね…。

 

2022年9月:隣接する4棟のうち3棟に手抜き工事が見つかる

2022年には、オープンハウスが神奈川県内に建てた新築戸建て4棟のうち3棟に施工不良が見つかりました

この施工不良に加え、オープンハウスの対応についても不満が噴出しているんです。

いくつかご紹介しますね。

Dさんの場合

2022年9月、Dさんは新築戸建て4棟のうち1軒を購入しますが、入居後すぐに施工不良が次々と見つかりました。

Dさん宅の施工不良は下記のとおりです。

・壁のクロスがはがれている

・ドアを取り付けるネジがきちんと締まっていない

・ネジの穴が潰れている

・キッチンの床に凹凸がある

・キッチンの床が傾いている

Dさんの新居にはざっと数えただけで250か所の欠陥があるんだとか…。

その中でも、特に「キッチンの床が傾いている」などといった構造に関わる部分の問題に困っているそうです。

「どうもキッチン部分の床の柱が無いようなのです。床の不陸(凸凹)がひどかったので、一級建築士さんに確認していただいたところ、『柱がないのが原因ではないか』と。キッチンの床が傾いているせいで冷蔵庫の冷凍室がうまく閉まらず、食品が半解凍になってしまい、非常に困っています。

浴室もひどい状態でした。天井裏を覗くと、壁裏に設置する間柱が明らかに足りていなかった。梁には本来そこに柱を取り付けるための溝があるのに、なぜか柱がない。おまけに、施工に使ったと思われる部品などがそのまま放置されていました」

(出典:週刊文春電子版

念願のマイホームにこれほどの欠陥があるとは、悲しくなってしまいますよね。

Eさんの場合

2022年10月にオープンハウスと契約したEさんも、マイホームに複数の欠陥があると主張しています。

Eさん宅の欠陥は下記のとおりです。

・2階の巾木(壁と床を結合する部分)がはがれていた

・外壁の水の侵入を防ぐシーリングのすぐ横に小さな穴が開いているので、大雨が降った時に室内が濡れないか心配

・浴室の天井裏の釘が、ありえない方向からはみ出していた

・梁には溝があるのに柱にはない

(出典:週刊文春電子版

マイホームにも関わらず、安心して暮らせないような状態ですよね。

Fさんの場合

2022年12月にオープンハウスでマイホームを購入したFさん宅の欠陥は下記のとおりです。

・床に傷がある

・床が傾いている

・エアコンの効きが悪く、スイッチを入れると異音が鳴る

特にエアコンの問題が深刻で、Fさんの母親はエアコンの異音で眠れずに顔面神経麻痺を患って入院してしまったほどだそうです。

Fさんが異音の原因を調べてみたところ、なんと外壁とブロック塀の隙間が異様に狭く、室外機のファンがコンクリートに接触していました。

しかし、施工業者のアーキテクト社からは「エアコン業者と話し合ってくれ」と突き放され、エアコンの取り付け業者とメーカーからは「エアコン自体の不備ではなく、住宅の設計に問題があるのではないか」と言われてしまいます。

そこでFさんはエアコンの異音問題について再度オープンハウス側に問い合わせますが、結局「自分たちは関係ない」と取り合ってもらえなかったそうです。

 

これらの施工不良を踏まえ、Dさん、Eさん、Fさんの3家族は、適切な修繕などを求めて交渉を開始しましたが、施工の不備を指摘してもオープンハウスは「図面通りなので大丈夫です」と繰り返すばかり…。

その後、オープンハウス側と粘り強く交渉した結果、何とか施工不良個所の検査が行われたのですが、オープンハウスは「ここは直せない、ここはこういうもの」などと理由を付けて、根本的な修繕はしようとせず、再検査を求めても「ミスではない、不備はない」と、まともに対応する気配はなかったそうです。

結局、この施工不良についての話し合いは進展しないまま放置されたままになっています。

 

2023年2月17日:グループ執行役員の子会社社長のパワハラ問題

オープンハウスの子会社、オープンハウス・アーキテクト社でパワハラ騒動も起きています。

2023年2月17日、オープンハウス・アーキテクト本社に営業所店長など20人前後集まった会議の時のこと。

当時の社長である日高靖仁氏が、近くに座っていた営業部長に、成績の悪い店舗について問い詰め、暴言を吐き、背後からつかみかかり、叱責を続けました。

なんとその時の音声は社内記録用に録音されており、オープンハウスグループ関係者から週刊文春編集部に持ち込まれたそうです。

週刊文春電子版で音声が聞けますが、椅子をける音や「お前、辞めたら?」「クソ弱すぎる」など、きつい口調で叱責している様子がわかります。

 

関係者によると、オープンハウス・アーキテクト社の当時の社長・日高靖仁氏は体育会系で、暴言も以前からあったそうです。

ボクシング経験者で大柄だということで、反発することも難しそうですね…。

さらに性格的な部分にも問題があったようで、手が出てしまうことも珍しくはなかったようです。

「とにかく報告の場や会議ですぐキレる。社員は萎縮してしまい、恐怖で支配されています。椅子や机を叩く、蹴るは日常茶飯事。勢いあまって暴力行為に及ぶことも。『てめえ!』『ふざけんじゃねえ!』とか言いながら、その辺にある文房具とか物を投げる素振りで威嚇してくるのです。グループ本体や荒井社長は一体、何を見ているのか。これだけ被害者が出ているのに、知らぬ存ぜぬで通すつもりなんでしょうか」

(出典:週刊文春電子版

日高靖仁氏はこの報道の後、アーキテクト社社長から取締役に降格、グループ執行役員を辞任しています。

 

2023年2月:内装やサッシの立て付けなどの手抜き工事&施工業者が喫煙・ポイ捨て

オープンハウス・ディベロップメントの手抜き工事も報告されています。

Gさんは、2023年2月に都内のオープンハウスの建売住宅を購入しました。

しかし、住み始めて1か月経った頃、壁のひび割れやフローリングの隙間、サッシの立て付けなど数々の異変に気が付き始めたそうです。

「壁のクロスの角がひび割れて剥がれてきたり、2階の洋室のフローリングに隙間ができているのを見つけたのです。また、サッシの取り付け方が悪いのか、洋室の窓と網戸も開け閉めがしづらくなっています。網戸は別途25万円かけて購入したのに……」

(出典:週刊文春電子版

不備について、Gさんはオープンハウス・ディベロップメントの現場責任者に問い合わせましたが、「日常生活に支障がない範囲は対応できない。有償で修繕する」の1点張りだったそう。

現状を確認することすら一度もないようです。

 

さらに、Gさんが1月初旬に現場を見に行くと、禁煙の看板が立っているのに施工業者が敷地内でたばこを吸い、さらに吸殻をポイ捨てしていたそうです。

手抜き工事の件で苦情を入れてもメールの謝罪のみだったり、禁煙場所での喫煙やポイ捨てだったりといったことから、Gさんはオープンハウス・ディベロップメントに対し不信感を抱き始めたそうです。

建築現場は可燃性のものがたくさんありますから、禁煙なのは当たり前でしょうし、吸殻をポイ捨てするなど言語道断と言っていいでしょう。

 

2023年2月:住宅ローン不正利用を勧める不適切な営業で5時間拘束

2021年についで、2023年もオープンハウス社員による住宅ローンの不適切営業があったと報じられています。

しかも、今回は購入者がオープンハウス社員から5時間も不適切営業を受け、仕方なく契約してしまったという事例だそうです。

一体何があったのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

①2021年、愛知県在住のHさんがオープンハウスのマンションを銀行の35年ローンで購入

 

②2023年2月、オープンハウスの営業マンが自宅を訪問

 

③オープンハウスの営業マンから「マンションの価格が下がっているから、今すぐ説明会に来てほしい」と言われる

 

④Hさんは営業マンとその上司から今住んでいるマンションを売却して新築一戸建てを購入するよう薦められる

 

⑤Hさんが渋ると、今度は「賃貸に出しましょう」と提案される

 

⑥5時間にわたって営業されたため、Hさんは了承してしまう

 

⑦Hさんは自宅を賃貸に出すつもりであることを伏せたまま、銀行に住宅ローンを申し込み契約成立

 

⑧罪悪感に苛まれたHさんは、賃貸に出そうとしていたことやオープンハウス側とのやり取りなどを銀行に打ち明ける

 

⑨契約は取り消されたが、Hさんは土地の登記費用や手形代などで約40万円を自腹で支払う

Hさんは、オープンハウスの社員から「マンションの価格が下がっている」と言われた際、ならば「物件の価値自体が下がっているということなので、マンションを売却するのも難しいのではないか」と考えたそうです。

しかし、何と言っても5時間にわたって営業を受け続けていたHさん。とにかく解放されたいという思いから、つい提示された契約をしてしまったと語っています。

「私が組んだ住宅ローンは居住限定。当然、賃貸に出すことはNGです。なのに、Yさんたちは『みんなやっている』『銀行さんは直接調査しに来ないから見つからない』などと銀行にバレなければ問題ないといった調子でした」

「悪いことなんだろうなとは思いつつ、とにかくこの状況から逃れたい一心で、提示された書類にサインしてしまいました」

(出典:週刊文春電子版

結局、契約後に銀行に打ち明け、Hさんにとって40万円の損害が発生してしまいました。

弁護士の中には、このオープンハウスの営業マンの一件が「法的に問題ある行為」だと批判している方々もいます。

りこ

原則的に、住宅ローン返済中の物件は賃貸にしちゃダメなんだね!

 

2023年4月:100か所以上の手抜き工事が見つかる

オープンハウス・ディベロップメントによる、新築工事施工中の不祥事も報告されています。

都内にオープンハウスの注文住宅を購入したIさんは、施工を見学した際、施工業者が梁の上に床のベースになる合板を敷いて電動のこぎりで切り始めたのを目撃したそうです。

りこ

そんな事をしたら梁が傷ついちゃいそうだよね!?

Iさんは何度も工事ストップをお願いしましたが、現場監督がその場にいなかったため聞き入れられず…。

その結果、梁に無数の切れ込みが入る状態になってしまったということです。

梁は建物の構造の中で重要なもので、水平方向の圧力に耐え、垂直方向の荷重を支える役割があります。

その梁に切れ込みが入れば、強度が心配になるのは当然ですよね。

Iさんは施工担当のオープンハウス・ディベロップメントに問い合わせましたが、「多少の欠損があっても、大丈夫なように設計されていると安全を強調したメールが返ってきたとのことです。

この他にも、Iさん宅では下記のような欠陥が見つかったそうです。

・梁と柱をつなげる作業の際に、梁が割れている

・土台部分が数か所割れている

・クロスがはがれている

・天井のライトのソケットが最大20cmずれている

新築工事中の不具合も含めると、Iさん宅で確認された欠陥は100か所以上あったんだとか!

注文住宅でこれだけの不具合が出てしまったとなると、たまったものではありませんよね…。

 

2023年4月中旬:土地売買の融資条件虚偽記載の疑いと事務手数料を不正請求

オープンハウスから土地を購入しようと考えていたJさんは、住宅ローンを組むための金融機関を探していました。

その際にオープンハウスの営業マンから金融機関を紹介されたそうです。

より良い条件で住宅ローンを組みたいと考えていたJさんは、オープンハウスが紹介する銀行のローン審査も進めました。

数日後、オープンハウスから紹介された銀行ローン審査が通ったと連絡が来たのですが、Jさんの知らないうちに「土地とあわせて建物もオープンハウスで建てること」という融資条件が追加されてしまったそうです!

Jさんがオープンハウスから購入したのは土地のみだったため、おかしいと思い直接銀行に問い合わせたJさん。

すると銀行から、Jさんと同様「知らない間に融資条件が追加されているという問い合わせが複数あった」と言われたそうです。

Jさんは、オープンハウスが住宅ローンの審査結果にウソの条件を書き足したと主張しています。

「『ご希望のハウスメーカーさまで建築は可能』『ハウスメーカーさまの変更に関して拘束力はございません』と回答がありました。つまり、私に審査結果を知らせる際に、オープンハウス側が勝手にウソの条件を書き足してメールに追記したのでしょう。さらに驚くべきことに、Y銀行からのメールには『今月に入ってからも他のお客さまより同様のお問い合わせをいただいております』と書かれていた。つまり、他の顧客にも同様の行為をしていたことが窺えるのです。問い合わせをして事なきを得ましたが、このやり方では、騙される人がいてもおかしくないと思います」

(出典:週刊文春電子版

結局、Jさんはこの銀行の住宅ローンを利用せずに済んだため、自分で探した金融機関でローンを組みました。

しかし、審査が通ったことをオープンハウス側に伝えると、今度はローン代行手数料11万円を請求されたそうです。

オープンハウスを仲介していないのに手数料が発生するのはおかしいと思ったJさんは、オープンハウスに問い合わせたところ「すべてのお客様にご請求させていただいております」と回答がありました。

宅地建物取引業法によると、このような場合オープンハウスに手数料を支払う必要はないそうです。

結局、Jさんが追加の手数料請求はできないはずだと改めて伝えると、オープンハウス側はあっさり撤回したとのこと。

しかしこの件を踏まえ、Jさんは顧客が気付かなければ不正に手数料を上乗せしているのでは?と疑念を抱いたようです。

 

2023年4月中旬~5月末:外壁の電気ボックス設置部分に隙間が見つかり、シロアリとシロアリの羽が発見される

オープンハウスは、住宅の天敵「シロアリ」に関する不祥事も報じられています。

オープンハウス・アーキテクトが施工した戸建てを地元の不動産屋から購入したKさんは、インターホンのための電気ボックス設置部分に隙間が開いているのを発見しました。

Kさんは「この隙間から雨水が侵入して、湿気を好むシロアリが住みやすい環境になるのでは?と心配していました。

そして案の定、Kさんは玄関部分にシロアリやシロアリの羽が散らばっているのを見つけてしまったそうです!

「玄関の三和土(たたき)にシロアリがいるのを妻が見つけたのです。ヤマトシロアリ。日本で一般的なシロアリです。さらにシロアリの羽も散らばっていた。慌てて写真を撮り、施工を担当したアーキテクト社に問い合わせました。しかし、先方は『土台にはちゃんと防蟻工事をした』と主張するばかり。確かに工事完了の証明書も発行されています。でも、これまでの経緯を踏まえると、信用できません。駆除業者に徹底的に調べてもらうつもりです」

(出典:週刊文春電子版

りこ

ちなみに、アリの中でも、羽が取れるのがシロアリの特徴らしいよ…!

通常、新築の場合は柱に防蟻処理がされているため、最低5年間はシロアリの心配がないはずです。

そのため、Kさんの住宅に羽アリの羽が落ちていたということは、防蟻処理していない可能性がありますね。

 

2023年6月15日:新卒採用担当社員が就活生に罵詈雑言

オープンハウスの不祥事は、顧客だけではなく、就活生からも報告されています。

不動産業界を志望していたLさんは「高待遇」「実力主義」の社風に魅力を感じてオープンハウスの選考を受けたそうですが、面接時に家族や人格を否定するようなことを言われたそうです。

「X氏から突然、『君の親は何をしているのか』と尋ねられたので、『父親は会社員で母親はいません』と答えたのです。すると『離婚したのか?』としつこく食い下がってくる。実は、僕の母親はすでに他界しています。家庭の事情はあまり他人に喋りたくなかったのですが、渋々伝えました。すると、X氏はこう言ったのです。『俺も父親が交通事故で死んだけど、父親が死んだおかげで今の自分がいると思っている。だから、君も親が死んだことはラッキーだったな』。僕は母親が亡くなってからラッキーと思ったことなど一度もなかった。絶対にそんな風に思いたくない。大切な肉親を侮辱されたようで悔しかった」

(出典:週刊文春電子版

家庭の事情については、デリケートな問題が絡んでいることもあるので、普通は面接時で聞かないことになっていますよね。

その後にも、Lさんは面接で「オツム弱いじゃん」「あんまりふざけているようだったら、クビ覚悟でぶん殴るよ」など数々の暴言を吐かれたため、オープンハウスの選考を辞退したそうです。

オープンハウスのこのような態度は圧迫面接の一種だと言われています。

オープンハウスの仕事は多忙でプレッシャーが大きいことから、ストレス耐性を見極める意図があるらしいです。

違法行為ではないにせよ、今の時代にこんな面接をしている会社がまだあることに驚きますよね。

さらには、就活生に対して、洗脳に近い手法を行っているという話もあります。

不合格にしたのに2度もチャンスを与えるという行為はまさに“洗脳”の一種です。受からなかった学生に、本人の言葉で『もう一度お願いします』と言わせ、チャレンジさせることで『この会社に入りたかったんだ』と脳に刷り込ませる。実際に自己啓発セミナーなどでも使われている心理学的テクニックですね

(出典:週刊文春電子版

確かにオープンハウスの初任給は競合他社より高いですし、体育会系の社風が合っていて、若くして年収1,000万円超え、役職付きも夢ではないそうです。

しかし、このような人格否定や頭ごなしの罵倒は、パワハラ行為と見なされる恐れがありますよね。

 

以上ご紹介してきたように、オープンハウスの不祥事は、住宅の欠陥から強引な営業、さらには社内のパワハラ疑惑などが騒がれているようです。

りこ

ずいぶんいっぱいあるね~

 

オープンハウス元社員がネットで内情を告白

 

様々な不祥事が出てきたオープンハウスですが、実際働いている人はどう思っているのでしょうか。

2020年、オープンハウスの元社員、ぷん次郎さんが質問箱サービスの「Peing」で、フォロワーの質問に答える形でオープンハウス時代の労働環境を暴露しました。

 

こちらの1枚目の画像がオープンハウスでのある1日だそうです。

労働時間が長くて結構ブラックですね…。

二枚目以降はオープンハウスがぷん次郎さんに送った情報開示請求です。

こういう反応が返ってくると、本当にこの通りの会社なのかな、と思ってしまいませんか?

 

オープンハウスの不祥事に対する口コミ

声

いろいろな声があるオープンハウスですが、みなさんはどんな印象を持っているのでしょうか。

少しご紹介します。

 

源泉と呼ばれている営業がすごいので、しつこいと感じる人が多かったようです。

夜の遅い時間に営業電話がかかって来たり、断ってもかかって来たりで困ったという声もありました。

 

就職先として考えた場合、メンタルが強く、体育会系でやる気がある人には新卒初任給はいいようなのでおすすめです。

ですが、プライベートより仕事を優先できる人でないと長期間務めるのは大変かもしれませんね。

 

まとめ オープンハウスの今後に注目!

家

 

いかがでしたか?

今回は、オープンハウスの不祥事について、時系列でご紹介しました。

手抜き工事については、下請け業者がきちんとしたやり方を理解していない可能性があるようです。

ローンの不正や手数料の上乗せは、営業担当のコンプライアンス遵守の教育を徹底することが必要そうです。

今後オープンハウスがいい方に変わっていくのか、注目していきましょう!

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