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【最新】ダイハツの不正内容一覧をわかりやすく解説!ルーミーやミライースが出荷停止

ダイハツは2023年12月20日、不正に関する調査結果について発表しました。

その不正の内容、不正にあった車種の多さから、問題が大きくなっています。

では、ダイハツでは何があったのでしょうか?

ここでは、ダイハツに何があったのか、不正の内容、どうして不正をしてしまったのか、ご紹介します。

この記事でわかること

・ダイハツに何があったのか?

・ヤバい不正問題の内容と原因

・なぜ不正が起きてしまったのか

ぜひ参考にしてください。

【最新】ダイハツに不正内容一覧をわかりやすく解説

はてな

ダイハツでは何が起こり、どんな不正をしてしまったのでしょうか?

順にご紹介します。

ダイハツで何がおきた?

ダイハツではいったい何があったのでしょうか?

時系列で簡単にご紹介します。

日付 内容
1989年 年間で6件ほどの不正を行う
2011年 短期で開発を促される
2011~2014年 安全性能担当部署の人員削減が行われる
2014~2023年 さまざまな車種で不正を行う
2023年4月 内部告発により不正が外部に発覚・1回目の不正公表
2023年5月 第三者委員会を設置し、調査開始・2回目の不正公表
2023年12月20日 追加不正発表

 

ダイハツでは、2023年4月に海外向けの乗用車の衝突試験で不正が発覚し、国内向けの車種6車種でも国の認証を不正に取得していたことが判明しました。

調査後2024年12月には不正の件数は、25の試験項目で174件で、車種では64車種にも及ぶことが発表されました。

次にどんな不正があったのか確認してみましょう。

 

どんな不正をしていた?

ダイハツはどんな不正を行っていたのでしょうか?

  1.  試験実施担当者らが、意図的に車両や実験装置などに不正な加工・調整などを行なう行為
  2.  試験成績書作成者らが、実験報告書から試験成績書への不正確な転記を行なうなどして、意図的に虚偽の情報が記載された試験成績書を用いて認証申請を行なう行為
  3.  試験実施担当者らが、試験データをねつ造、流用または改ざんするなどして、意図的に実験報告書などに虚偽の情報を記載する行為

2023年12月までの調査の結果、25の試験項目において、174個の不正が判明しました。

不正の内容は以下の通りです。

不正内容

不正加工・調整類型 28個
虚偽記載類型 143個
元データ不正操作類型 3個

最も古いもので1989年から不正行為が行われ、全体の傾向としては2014年以降不正行為の件数が増加している状況です。

 

今回の不正が行われたのは、以下の25試験です。

①側面衝突試験 ②ポール側面衝突試験
③オフセット前面衝突試験 ④フルラップ前面衝突試験
⑤フルラップ前面衝突の燃料漏れ試験 ⑥歩行者頭部及び脚部保護試験
⑦後面衝突試験 ⑧HR衝撃試験
⑨HR静的試験 ⑩シート慣性荷重試験
⑪積荷移動防止試験 ⑫HFインパクト試験
⑬とびら開放防止試験 ⑭座席ベルト試験
⑮ヒップポイント試験 ⑯車外騒音試験
⑰近接排気騒音試験 ⑱制動装置試験
⑲ヘッドランプレベリング試験 ⑳デフロスタによるデミスト試験
㉑デフロスタによるデフロスト試験 ㉒速度計試験
㉓インストルメントパネルの衝撃吸収試験 ㉔排気ガス・燃費試験
㉕原動機車載出力認証試験

 

事故に遭ってしまったときの安全対策の部分でも、不正が行われていたという点では、やはり不安感や不信感が出てしまいますね。

りこ

事故に遭ってしまっても軽症で済む方がいい!

 

ダイハツで不正が発覚した車種一覧

不正があった車種は、ダイハツブランドおよび他社へOEM供給している車種を含め、64車種・3エンジン(生産・開発中の車種は国内28車種1エンジン・海外16車種、生産終了車種は20車種3エンジン)です。

ここでは国内で販売された車種をご紹介します。

【国内販売車種・現行生産・開発中の車種/エンジン】

名称 ブランド 販売開始年月
ミラ イース ダイハツ 2017年5月
ピクシス エポック トヨタ 2017年5月
プレオ プラス SUBARU  2017年5月
タント ダイハツ 2019年7月
シフォン  SUBARU 2019年7月
タフト ダイハツ 2020年6月
ムーヴ キャンパス ダイハツ 2022年7月
コペン  ダイハツ 2014年6月
コペン トヨタ 2019年10月
ハイゼットカーゴ
(デッキバン含む)
ダイハツ 2021年12月
アトレー
(デッキバン含む)
ダイハツ 2021年12月
ピクシス バン トヨタ 2021年12月
サンバー(バン)  SUBARU 2021年12月
ハイゼットトラック ダイハツ 2021年12月
ピクシストラック トヨタ 2021年12月
サンバートラック  SUBARU 2021年12月
ロッキー ダイハツ 2019年11月
ライズ トヨタ 2019年11月
レックス  SUBARU 2022年11月
トール ダイハツ 2016年11月
ルーミー トヨタ 2016年11月
ジャスティ  SUBARU 2016年11月
グランマックス ダイハツ 2020年9月
タウンエース トヨタ 2008年2月
ボンゴ マツダ 2020年9月
プロボックス トヨタ 2014年8月
ファミリアバン マツダ 2018年6月
開発中車種
1KR-FE原動機(エンジン)
(搭載車種:ダイハツ トール/トヨタ ルーミー/SUBARU ジャスティ)
2016年4月

(2023年12月20日発表分)

 

【生産終了車種/エンジン】

名称 ブランド 販売開始年月と生産終了年月
(対象となる期間)
【生産終了仕様】
(現在生産しているモデルでは使用していない)
ミラ イース ダイハツ 2017年5月~2018年8月
ピクシス エポック トヨタ 2017年5月~2018年8月
プレオ プラス  SUBARU 2017年5月~2018年8月
コペン ダイハツ 2014年6月~2019年9月
ロッキー ダイハツ 2019年11月~2021年10月
ライズ トヨタ 2019年11月~2021年10月
トール ダイハツ 2016年11月~2020年8月
ルーミー トヨタ 2016年11月~2020年8月
ジャスティ  SUBARU 2016年11月~2020年8月
【生産終了車種】
ミラ トコット ダイハツ 2018年6月~2023年12月
 ブーン ダイハツ  2016年4月~2023年12月
 パッソ トヨタ  2016年4月~2023年9月
 キャスト ダイハツ  2015年9月~2023年6月
 ピクシス ジョイ トヨタ 2015年9月~2023年6月 
 ムーヴ ダイハツ 2014年12月~2023年6月
 ステラ  SUBARU 2014年12月~2023年6月 
 ムーヴ キャンバス  ダイハツ 2016年9月~2022年6月 
 ハイゼット(カーゴ)  ダイハツ  2020年9月~2021年11月
 ピクシス バン トヨタ  2020年9月~2021年11月 
 サンバー(バン)  SUBARU  2020年9月~2021年11月 
 ムーヴ コンテ  ダイハツ  2013年7月~2017年1月
 ピクシス スペース トヨタ  2013年7月~2017年1月
 iQ トヨタ 2008年11月~2016年3月 
 ハイゼット トラック  ダイハツ 1999年1月~2011年11月
2014年8月~2020年8月
 ピクシス トラック トヨタ  2014年8月~2020年8月
 サンバー トラック  SUBARU 2014年8月~2020年8月 
 アプローズ ダイハツ   1989年7月~2000年4月
 1KR-FE原動機(エンジン)
 (搭載車種:ダイハツ ブーン/トヨタ パッソ)
 2016年4月~2023年12月
EF型原動機(エンジン)
(搭載車種:ダイハツ ミラ/ダイハツ ムーヴ/ダイハツ オプティ)
1994年9月~1998年9月
原動機(エンジン)
(搭載車種:ダイハツ アプローズ)
1989年7月~2000年4月

(2023年12月20日発表分)

他にも海外の販売車種もあり、日本、ダイハツだけの問題ではなくなっています。

 

ダイハツで不正が起こった原因とは?

【最新】ダイハツに何があった?やばい不正問題の内容&原因をわかりやすく解説!

なぜダイハツは不正を起こしてしまったのでしょうか?

その原因は以下の2つが大きな原因です。

不正を起こした原因

・プロジェクト推進を最優先としたから
・認証試験に合格する目的としたから

 

詳しくご紹介します。

プロジェクトの推進を最優先したから

1つ目は、ダイハツがプロジェクト推進を最優先としたことです。

次々に新車が発売されると、私たち消費者も気になるところで「新車が出たから買い替えよう!」と思ってしまいますよね。

新車のプロジェクト推進を最優先したことで、次のようなことが起きたと言われています。

現場では、短期日程でプロジェクトをこなしていくことは、かなりの負担が掛かる

負担を、経営陣が十分把握せず、その場限りの対応に終始

法令・ルールを守れない企業文化

 

法令・ルールが守れないと、品質が良くないものが出来る可能性も出てくるでしょう。

まさしく、今回の不正に繋がってしまったのでしょう。

りこ

新車に憧れるけど、安全な車のほうが良い!!

 

試験に合格することを目的としたから

新車を開発し販売するには、認証試験に合格することが必要です。

認定試験を合格すれば、車の安全性などが認められたということですから、私たち消費者も安心して車を購入することが出来ます。

その中で、ダイハツ従業員には以下のようなことが起きてしまいました。

「安全性能担当部署及び法規認証室以外の者には『認証試験は合格して当たり前。不合格となって開発、販売のスケジュールを変更するなどということはありえない』というような考え方が強く…」

「不正行為に関与した担当者は、やむにやまれぬ状況に追い込まれて不正行為に及んだごく普通の従業員である」

 

やはり短期で次々に新車を開発するには、法令・ルールを守って出来ることではなかったのでしょう。

そして、不正を行わないといけない状況が出来上がっていったのではないか、不正行為をすることでしか対処できなかった従業員はとても心苦しかったのではないのでしょうか?

 

不祥事はダイハツだけじゃない!ビッグモーターにもあった

誰でも、「稼ぎたい」「利益を増やしたい」と思うことはありますよね。

ですが、不正をすることは、よろしくないです。

今回は“車”に関することで、特に安全性に関するところが大きく、恐怖でしかありませんよね。

ですが、最近の不祥事、不正では“車”と“お金”に関することで、大きな話題になった一つに『ビッグモーター』もありますね。

同様に売り上げを上げる目的などで不正を行っていました。

詳しくは以下記事を、ご覧ください。

【2023最新】ビッグモーター現在までの不祥事一覧!炎上や穴あけ、不正請求など【2023最新】ビッグモーター現在までの不祥事一覧!炎上や穴あけ、不正請求など

 

ダイハツの不正に対する口コミ

ダイハツの不正問題に対して、世間ではどのような口コミが広がっているのでしょうか?

車が好きな人には、ブランドが好きだという方もいらっしゃいます。

ダイハツに裏切られたなど怒りの声が多いです。

そして、以下のような意見もありました。

今回のダイハツの不正に関しても、私も残念な気持ちになりました。

ぜひ、この機会にダイハツだけでなく、不正を行ってしまっている企業には改善して欲しいと願います。

 

まとめ

いかがでしたか。

今回は、ダイハツに何があったのか、不正の内容、どうして不正をしてしまったのかご紹介しました。

新車を次々に開発販売するのは、喜ばしいことですが、改悪となってしまった新車は、頂けません。

ぜひ、不正をなくして働いている従業員が心を病まない、そして消費者全員が納得できる安心な車を開発販売して頂きたいと願います。

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